精神面の弱さを認識すること


人間は決して強い生き物ではありません。

目先の恐怖から逃れようとするのは本能であって、決して恥ずかしいことでもなんでもありません。何のことを言っているのかというと、損失の確定に対する精神面の弱さです。

含み損と損失は全く別のものなので、人は含み損が出ているポジションをなかなか決済して損失を確定させようとはしません。

他のことであればそれでも良いかも知れませんが、投資にはそこから先の損失が大きな破滅を招く可能性があります。

少しの損切りを惜しんだばかりに相場がどんどん反対方向に進んでしまい、遂には強制ロスカットで全額を失ってしまったという事例は数え切れません。

ニコラス・グールド氏はここで、「どれだけ稼ぐかよりも、どう損失をコントロールするかが重要」と説いています。

損失をコントロールするというのは、損切りを入れて損失の拡大をどこかで食い止めるという意味です。身を切られるような思いでなかなか実行できませんが、それは誰もが持っている人間の弱さです。

それを認識して、自動的に損切りが発動されるような注文を入れておくなど一定部分より先は自動的な処理に任せるのが有効です。





コメントは下のボタンを押して別ウィンドウから投稿できます。