ダウ理論を利用した基本的なFXトレード戦略


ここまでの配信で、トレードの世界では基本の知識であるダウ理論の6つの基本法則について解説してきました。
そこで今回の配信からは、ダウ理論の法則を利用した基本的なFXトレード戦略についてお話していきたいと思います。
まず、ダウ理論を利用したFXのトレード戦略のベースには、相場における大中小のトレンドを意識するとともに、まずは大きなトレンドの方向を見ることが挙げられます。
この考え方のうえで狙っていきたいのは、中規模のトレンドが転換し、大きなトレンドの方向に向かって再び大きく伸びていくところです。
これはダウ理論の「主要トレンドは3つの段階で構成される」でいうところの、追随期に該当する部分を狙うことが理想です。
そして、中規模のトレンドが転換するタイミングを判断するには、小トレンドの動きに着目しましょう。小トレンドの上値と下値に注目し、トレンド転換のシグナルが発生したら、中規模のトレンドも転換したと考えられます。
以上が、ダウ理論のトレンドフォローによる押し目買いと戻り売り戦略です。



前回の配信で、ダウ理論のトレンドフォローによる押し目買いと、戻り売りの戦略についてご説明しました。
そこで今回は、実際のチャートにおいてエントリーするタイミングと損切りのラインの設定についてご説明します。
まずチャートで見ておくべきことは、主要トレンドなど大きな視点から市場が大きく上昇する方向性にあることを確認しておくことです。
次に、中規模の調整トレンドが発生している状態において、この調整トレンドが上昇トレンドへ転換するタイミングを狙います。
そのためにも、調整トレンドの中にある小トレンドの上値と下値の推移を確認します。
そして、下値の更新が失敗した後に上値の更新が発生した時に、トレンドが反転するシグナルが発生したと判断できます。
このタイミングで中規模の調整トレンドが終わると考えて、ロングでエントリーします。また、この時の損切りラインは直前の下値の下側に置くようにします。
この後は、中規模レベルのトレンドで上層トレンドの転換シグナルが発生するまで、ポジションを保有できます。



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