FXコラム なぜ日本の地政学リスクが高くなっても円買いなのか 3


いよいよ、FXコラム「なぜ日本の地政学リスクが高くなっても円買いなのか」の最終回となります。

北朝鮮有事が現実味を帯びている現在であっても円買いが進んでいますが、それでもドル円が100円を割り込んだりする気配はありません(2017年9月現在)。

世界一安全な通貨なのであれば、果てしなく買われてもおかしくないのですが。

そこには、やはり日本の財政赤字があります。日本国内で消化できているから問題が表に出にくいですが、日本の国債発行額は国によっては一発で破産してしまうレベルです。これが日本円のリスク要因として重しになっていることは間違いなく、果てしなく円が買われることにはブレーキがかかります。

そしてもうひとつ、日本円はマイナス金利が続いているため、持っているだけでのメリットはありません。金利の安い通貨を調達して、それを元手に外貨を買うキャリートレードをするにも日本円は有利なので、こうしたトレードによる円売りも円高の進行に一定のブレーキをかけているものと思われます。

ただしキャリートレードはリスクオンの動きなので、北朝鮮情勢がさらに悪化するとリスクオフとなり、このマネーの流れがなくなると一層の円高圧力になる可能性もあります。

これでFXコラム「なぜ日本の地政学リスクが高くなっても円買いなのか」についての連載は最後となります。

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