FXのメリット 売りエントリーその2

前回はFXの売りエントリーが持つ意味を不動産投資と比較して解説しました。前回のメルマガをお読みになった方は、「それならなぜ不動産に投資をする人がいるの?FXでいいじゃないか」とお考えになるかも知れません。そこには、前回抜け落ちている視点があります。不動産投資の名誉のために、その部分にも光を当てておく必要があるでしょう。

不動産投資は物件の値上がり益(キャピタル)よりも、賃料収入(インカム)を狙う投資なので、そもそも物件価格は下がるものと考えるのが普通の世界です。また、不動産には全体的な価値が拡大するという要素も投資妙味です。再開発などであまり価値のなかった郊外の土地が値上がりする場合などはその典型で、誰も損をすることなく投資対象の価値が増えることがあるのは不動産の特徴です。

FXはゼロサムゲームといって、誰かが利益を出している一方で必ず誰かが損をしています。売りエントリーがあるのは公平ですが、損得のバランスまで公平な投資ということも押さえておきたいところです。

ここまでFXと不動産投資の比較をしてみましたが、おそらくFX投資を考えている人の多くは不動産投資に関心はそれほどないと思うので、話を本題に戻しましょう。

FXで売りエントリーと呼ばれているトレードは、逆の立場から見ると買いエントリーです。米ドルで売りエントリーをした場合、米ドルの立場から見ればドル売りですが、逆の立場から見れば円買いです。

FX初心者の方はどうしても、表示されているレートを見て「上がった」「下がった」という印象を持ってしまいがちなのですが、これもドル円が上がったということは、円が下がった・・・つまり円安になったということです。通貨ペアは一方の力学だけでは変動しません。双方の通貨のどちらが買われているか、売られているかというシーソーゲームで値動きをしています。

ドル円で「上がった」「下がった」というイメージだけのトレードをしていると、どうしても米ドルの価値がどうなったのかというアメリカの事情ばかりに目が行ってしまいます。
しかし、実際はそうではありません。実はそこが売りエントリーの面白さなので、次回以降解説していきます。





コメントは下のボタンを押して別ウィンドウから投稿できます。