FXで勝つための正攻法 逆指値3

今回は逆指値戦術の最終回です。

今回は筆者もほぼ毎月やっている実践的な逆指値注文を伝授したいと思います。成功率50%で、しかも成功しなかった場合は約定せず損得ゼロという、とてもオトク戦法です。

狙うのはFX投資家にとって毎月第1金曜のお祭りとなる米国雇用統計です。雇用統計が発表された際に予想とのギャップがあるとそれが大きなインパクトとなり一瞬で100pips動くことも珍しくない局面がやってきます。この強烈なインパクトはそれまでのレンジやトレンドを変えてしまうほどのエネルギーがあるので、このチャンスを逃す手はありません。

しかし、雇用統計が発表されるまで結果がどうなるかは分かりません。事前に雇用統計モドキと言われる指標が発表されるのである程度市場が織り込んでいることも多いのですが、それもこれも全て含めて、まず今回の雇用統計がポジティブサプライズなのか、ネガティブサプライズなのかの予想を立てます。2択なので、あまり難しく考えず相場の流れで予測を立ててください。

そうすれば、後は逆指値注文をセットするだけです。

前提条件に続いて、今回は米国雇用統計の直前に逆指値を入れる方法を解説します。

雇用統計が発表されるまで相場がどちらの方向に向いているかを見極めた上で、上か下なのかを決めて、今のレートより少し離れたところに逆指値を入れます。

例えばドル円が110円付近にあって、「上」と判断したのであれば、112円付近に買いの逆指値を入れます。逆に「下」だと判断したのであれば、108円付近に売りの逆指値を入れます。

利食いについてもイフダン注文でセットしておきたいので(これなら寝てしまってもOKです)、100~200pips程度で入れて良いと思います。つまり112円の逆指値買いであれば113~114円の利食い、108円の逆指値売りであれば106~107円で利食いです。

これで22時半を迎えて雇用統計にサプライズがあれば、相場は大きく動きます。予想より失業率が低ければドル買いとなり、110円から一気にジャンプアップします。112年で買い注文がヒット、そのまま114円で利食いとなる可能性も十分あります。逆もしかりで、上か下かの判断が合っていれば高い確率で一儲けできることがお分かりいただけたと思います。





コメントは下のボタンを押して別ウィンドウから投稿できます。