FXで勝つために知っておきたい損切りの方法



前回までの配信では、利食いと損切りの範囲を時間帯にポイントを置いて設定する方法をご紹介してきました。

今回からの配信では、FXで勝つためには欠かすことのできない損切りの方で、時間帯にポイントを置く方法以外のものをご紹介していきます。

まずご紹介するのは、「これから相場はこのように動いていくだろう」というシナリオが崩れるところで損切りのラインを引く方法です。

FX取引では、相場が自分の描いたシナリオ通りに動いている間は利益を出すことができるので、シナリオ通りであれば多少下落して逆行したとしても、焦って損切りをすべきではありません。

つまり、適切に損切りをすべきなのは、自分が予想した相場のシナリオが崩れた時だということになります。

「でも、どうなればシナリオが崩れるということを考えるのは、どうすればできるのか?」と疑問に思う方もいらっしゃるでしょう。

それではここからは、相場のシナリオが崩れた時の具体的な考え方をご説明していきます。

相場が自分の予想と反した形で進んでいった場合、どの時点で相場予想のシナリオが崩れるかを考えるのは、相場の高値や安値を基準とすることが基本となります。

例えば上昇トレンドの時はダウ理論でも定義されている通り、高値と安値を切り上げながら推移していきます。

この上昇トレンドが続くというシナリオを描いたなら、直近の安値が割り込むことは無いはずです。

従って、もし割り込めばトレンド上昇というシナリオが崩れることになるため。買いポジションにおける損切りラインは直近の安値の下に置くことになります。

一方で、レンジ相場の場合は高値と安値のレンジ内を繰り返して相場が推移していくことになります。

今後もこのレンジが続くと考えるなら、そのシナリオが崩れるところであるところに損切りラインを置くことになります。

つまり、買いポジションに対する損切りラインは安値の下、売りポジションに対する損切りラインは高値の上となります。

以上の考え方は損切りラインを決める時の基本となるので、初心者の方はしっかりと覚えておきましょう。



コメントは下のボタンを押して別ウィンドウから投稿できます。