ループ注文をお手本に

最近あちこちのFX取引会社導入を進めていてひとつの流行りのようになっているのが、ループ注文です。その草分け的存在なのがマネースクエアジャパンのトラリピです。他にもサイクル注文やループイフダンなど微妙に中身の違う注文方法はありますが、おおむね考え方は同じです。

このループ注文は小刻みにイフダン注文を入れるのが特徴で、小刻みに上下しながら動く外為相場で利益を拾いやすい仕組みになっています。本家のマネースクエアジャパンはこのトラリピで特許を取得するほど、非常に画期的な発想だと思います。

実はこの手のループ注文は、細かいイフダンがずらりと並ぶので利益確定と損切りの注文がびっしりと並ぶ形になります。相場の小刻みに動いた時に売買注文を発動、それと同時に決済注文と損切り注文が出され、相場がその後進んでどちらかにタッチしてイフダン終了となります。

これだけだとバイナリーオプションのようですが、ループ注文はトレンドを追いかけながら注文を入れる特徴があるので、順張りで細かい利益を積み上げていけるメリットがあります。

今やこうしたループ注文があるので人間が同じ操作をする必要はありませんが、ループ注文はロボットのように売買を繰り返すにあたって、損切りにタッチしたらすぐにその反対方向の新規ポジションを建てます。つまり、損切りになったということはエントリーの方向が間違っていたと判断して、すぐに反対方向の順張りで利益を狙うわけです。

こうした戦術は損切りの考え方を知る上でも、良いお手本だと思います。




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