ダウ理論を構成する6つの基本法則「チャートだけに集中する」

ダウ理論の基本原則の1つ目である「平均は全ての事象を織り込んでいる」は難しい表現で、一見すると何を言っているのかよく分からない原則ですが、簡単に言ってしまうと「他のことは気にせずに、とにかくチャートに集中しておけば良い」ということです。
急にかなり簡単な表現になったので、少し拍子抜けかもしれませんね。
なぜチャートだけに集中しておけば良いのかという理由については、市場の価格はファンダメンタルズ分析やテクニカル分析に必要となる、世の中にあるありとあらゆる状況を織り込んで成立しているからだと考え方が、ダウ理論の根底にあるからです。
例えば株価というものは、様々な国の経済や政策、外交関係に災害など、あらゆる状況の影響を受けたうえで成り立っています。
そして、これらの要因を全てチェックしようとしてもキリがなく、そもそも複雑に絡み合う事象を完全に理解するのは不可能です。
そのため、株価を形成する一つひとつの要素を追いかけるのではなく、市場で決まる株価がすでにそれらの要素を織り込んで動いているわけなので、チャート分析をすれば事足りると考えられます。


ダウ理論の基本原則の1つ目である「平均は全ての事象を織り込んでいる」、言い換えれば「とにかくチャートに集中して分析いれば良い」は、そのままFXに適用することが可能です。
FX取引は為替市場の動向をチャートで確認することを主として、ファンダメンタルズ分析は補完的に使えば特に問題はないと考えられます。
なぜファンダメンタルズ分析は補完的に使うかというと、重要な経済指標が発表されるといったことや、要人が会見を開くなどといったことが予定されているのであれば、チャートが大きく動くことでトレンドにも変化が表れることはあると思います。
しかし、これらの予定が何時何分に行われるのかはチャートを見るだけでは分からないので、ファンダメンタルズ分析は役に立ちます。
また、トレンドが発生している時に、なぜこのようなトレンドになったのかという背景や、市場の心理を推測するうえでも、ファンダメンタルズ分析は役に立つといえます。
しかし、FX取引をするうえでファンダメンタルズ分析を使うのは良くないパターンもあります。

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